立山製紙グループ

紙管、リール、板紙、紙加工品の企画、製造、販売

ごあいさつ

 立山製紙株式会社は、1918年(大正7年)4月26日に富山県中新川郡立山町(当時の五百石町)で創業開始以来、2018年(平成30年)に創立百周年を迎えることができました。これはひとえに、長年にわたりご支援を賜りました需要家、取引先、株主の皆様をはじめとした関係各位のご指導とご厚誼の賜と心から厚くお礼申し上げます。

 創立百年周年記念行事として、2018年(平成30年)4月26日には、お取引先各位からのご寄進をいただき、1925年(大正14年)に建立され、本社工場の敷地内で立山製紙の歴史を見守ってきた稲荷神社本殿の改修を執り行いました。

 立山製紙株式会社は富山県中新川郡の地元有志の方々により構想がなされ、地域の発展に寄与すべく誕生いたしました。当時の木箱、ブリキ缶に比べて低廉且つ軽便な紙箱用の板紙を製造するため資本金37万5千円を以て創業いたしました。一世紀に渡る長い歴史の中には、大正時代の経済界の不安定に左右され減資または増資を繰返すほか、昭和6年の工場火災による壊滅的被害、第2次世界大戦下の抄紙機の取壊し供出、戦後の労働争議など、数多くの経営危機に遭遇いたしました。

 しかしながら、その都度、体制強化、設備増強、技術革新等、全社一丸となりその苦難を克服してまいりました。これは多くの先輩各位のご尽力ならびに従業員のひたむきな努力の結果によるものと、ここに改めて心から敬意を表する次第でございます。この間、当社を支えて下さいました、お取引先各位の暖かいご指導、ご援助のおかげであることは申すまでもありません。

 百年間の歩みを振り返るとともに、新たな未来に向かって立山製紙グループの一層の飛躍を図るために努力を傾注していく所存でございます。ここに長年にわたる皆様のご厚恩に感謝申し上げますとともに、引き続き倍旧のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。

立山製紙株式会社 代表取締役社長 杉木 智一